筆者カナタだ。
高校生の中には、大学進学とともに「一人暮らし」を始めたいと思っている人も多いだろう。
- キャンパスに近いところから通える!
- 新しい街で新・大学生活!
- 親元を離れて自由な生活!
- 友達や恋人を家に呼び放題!
もはや言うに及ばず、そこには薔薇色のキャンパスライフが待っている。
私もそんな夢を抱いていた阿呆の一人だ。
今回は、そんな阿呆の失敗から考える、本当に一人暮らしを始めるなら心に留めておきたいポイントの話をしよう。
自分で計画を立てよう
言わなくてもわかると思うが一人暮らしには苦労がつきもの。
今までやっていた家事全てを自分にやらねばならず、家計の管理も自分の手に委ねられる。
朝起こしてくれるママだってもういない。
「それくらいやろうと思えばやれるよ!」と思うのならば、
準備段階から自分で始めてみてほしい。
最終的に親の手を借りたり、人の勧めに従ってもいい。
重要なのは自分で考えてみることで「一人暮らし結構ヤバいな」と認識することにある。
「いい部屋探し」より先に地理を把握
そもそも前提の大学選びにも関わってくる話だけれど、自分が住むかもしれない街のことはよくリサーチしておこう。
街の規模、大学との距離、各種買い出し等の利便性を考える。
うっかりしがちなのは地形のことだ。そもそも大学キャンパスがやたら山の中などの高所にある場合も多い。
そういう場合大抵はバスが出ているが、節約のために利用しない選択をする場合でも、路線からそこまで離れていない立地を選んだ方がベター。

日々の生活、中でも通学のハードルをどれだけ下げられるかが一番重要。
一人暮らし以外のことでも新生活となると何かと大変だ。そんな中少しでもめんどくさいと思う要素は排除する。
大学生向けマンションや生協のおすすめ物件は、家賃が多少高くても割とアリ。
理由はここで説明した立地の問題に悩まされずに済むこと。
加えて近所の学生仲間ができると日々の生活に張り合いが出る。
日々の生活でどれだけお金を使う?家賃・食費・光熱費
月々の支払いを簡単でもシミュレートしてみる。
簡単な話だが「収入ー支出=自由に使える資金」
さらに細分化すると、
「収入ー固定支出(家賃等)ー変動支出(食費その他雑費)=自由に使える金額」
となる。
これを軸に、自分が一人暮らしをした場合の生活レベルや行動計画を考える。
収入=仕送り+バイト代
家庭の事情にもよるが、親からいくらかの援助をもらって生活する場合が大半だと思う。
(よく聞くのは家賃のみ負担、または家賃+光熱費までは負担など)
そこは要相談だが、追加して殆どの場合は食費や交遊費などを賄うためにバイトをするだろう。
どのくらいバイトができるかどうかは未知数だろうが、ここでも最低限の見積で考えていった方が無難だ。

大学生は自由なイメージがあるかも知れないが、やらなきゃいけないことはかなり多い。余裕を保つためにも、せいぜい月々4〜5万円程度(週12時間程度)だと考えておくといい。
支出=家賃+光熱費+交通費その他定期引き落とし
家賃は契約した後ではどうしようもないが、できる限り節約していきたい。
部屋探しのポイントは深掘りすると書ききれないのでここでは割愛する。

ここでも例えば「洗濯機が置けるか」等、生活のし易さの点が最重要。部屋の広さや綺麗さは妥協しても、譲らないポイントを整理しておくといい。
次に光熱費。地域差もあるが、水道ガス電気合わせて1万円と少しほどが平均だ。
交通費に加えて、スマホ通信料や、個々人によって絶対に必要と思うサブスク等(私だったらApplemusicなど)もここで計算しておくとわかりやすい。
大学生ともなれば親の承認なしにローンを組むことも出来たりする。
その場合、月々の支払いはここに加算されると思って慎重に考えよう。
間違っても後述する「自由に使える資金」を削ったらいける!なんてつもりでローンを組んではいけない。
残りが自由に使えるお金
ざっと計算して残りが自由に使える資金となる。
使い方は様々だろう。
気に入った友達が増えれば週一で飲み会に行くかも知れない。
サークルに入れば活動のために入用。
新しい趣味を見つけて、お金をかけて何かやりたくなるかもしれない。
個人的には、月々2万ほどが何かしら入用になる気がする。
ここに余裕がないとかなり精神的にもキツいので、特にやることが思いつかない人でも多めに見ておこう。
まとめ
初・一人暮らしを成功させる秘訣の根本は
「めんどくさい」を作らない
お金の管理だけはちゃんとする
この二つだけだと私は思う。
今回は書かなかったが例えば「自炊はどうしよう?」「掃除洗濯できるかな?」等々あるが、
実際の生活をしていく上で失敗したり、自分なりのペースが見つかってくる。
後々から見れば荒れた生活になっても、それはそれで大学生一人暮らしの醍醐味だ。
実際に一人暮らしを始めた時に遭遇する諸々のことはまた別の記事で書こう。今回はここまで。
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