海外作品が強いNetflixでも面白い邦画はたくさん配信されている。
この記事では、Netflixで見られる日本のサスペンスドラマのオススメを紹介する。
正直俺は邦画があまり好きではない。アクションのダサさとか、演出の粗さがどうしても気になってしまうことが多い。
この記事で紹介するドラマは、そんな俺でもなにも気にせずハラハラドキドキ出来たものを紹介しているので
クオリティを気にする人はぜひ見ていってほしい。
アノニマス～指殺人対策室～
『指殺人ってなに！？』と思ったのは俺だけでは無いはずだ。
指殺人とは『指一本で行う殺人』の事。
とは言え、藤原竜也主演の『Monsterz』みたいな映画ではない。
アノニマス～指殺人対策室～ のあらすじ
新設された『指殺人対策室』に配属された５人の刑事たちは元総務部や捜査一課など、様々な来歴を持つ。
そして全員、過去になにかを失った経験を持つ。
全員、半ば左遷されたかのような形で配属されてきた。
５人はネットで炎上して自殺に追い込まれた人・追い込まれそうな人を救うために日々捜査を行っている。
捜査する中で『裏警察』という裏サイトで『アノニマス』というハンドルネームで警察の内部情報をリークする人物に行き当たる。
その人物を追いかける内に警察各所からかかる圧力を乗り越え、全員が過去に見失った真実を明らかにしていくストーリー。
アノニマス～指殺人対策室～の見どころ
一番の見所は主人公・万丞渉が加害者に喝を入れるシーン。
ネットでいじめを行う加害者に対して、被害者の人生禄、被害者が好きだったもの、被害者が嫌いだったものなどなどを詳細に伝え、『被害者も一人間だった』ということを突きつけるシーンが死ぬほどかっこいいんだ。
それから、ストーリー的にはちょっとどんでん返し的な要素もあるのでミステリー・サスペンス好きにはたまらないだろう。
アノニマス～指殺人対策室～の登場人物とキャスト
主人公・碓氷咲良（関水渚）は交通警察課出身。
刑事としてのいろはが分からず、感情論に任して行動しがち。
人間としては正しい、刑事としては・・・というタイプ。
万丞渉（香取慎吾）は捜査一課出身。
初日から悪態をつき、雑誌を読む。定時になれば帰る。
やる気が無いかと思えば被害者の為に熱くなり、刑事としての経験を以て咲良の軌道修正をする。
四宮純一（清水尋也）はホワイトハッカー。
指殺人対策室のデータ処理担当。他の刑事をデジタル技術でサポートする役割。
どちらかと言うと効率重視の捜査をしたがるタイプなので、足で捜査したい万丞とはぶつかりがち。
菅沼凛々子（MEGUMI）は総務部出身。人の身元を特定するのに長けている。
母親としてのアイデンティティが強く、被害者が子供だった時の捜査の熱量がすごい。
越谷真二郎（勝村政信）は元捜査一課。万丞とは違って権力に楯突かない日和見主義者。
越谷もまた過去に失ったものがあり、その穴を埋めるために生きている。
『アノニマス』はHuluとNetflixで視聴可能
Netflixでアノニマス～指殺人対策室～を見る（クリックで直接飛べる）
竜の道
2020年7月に放送されていたドラマ。
双子の兄弟が両親の経営する運送会社を潰した大手運送会社社長に復讐する物語。
ウロボロスっていうドラマ・漫画にちょっと似てるなと思って見始めたけど、形は似ていれど中身は一味違った面白さ。
竜の道のあらすじ
玉木宏主演！高橋一生と初共演で双子役！ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」特報
地域密着型の小さな運送会社を経営していた主人公の両親。そこへ急成長している運送会社からいい話を持ちかけられ、悪徳な協力契約で会社を奪い取られてしまう。
借金を苦に自殺してしまった両親。残された兄弟は復讐を誓う。
兄は顔を変えて裏社会、弟は国土交通省職員という表社会から、親の仇に制裁を下す準備を粛々と行う。
見どころ：多陣営の戦いと苦悩
双子VS敵社長、だけではなく双子の妹、ヤクザの親分、政治家など、様々な陣営との関わり、しがらみで身動きが取れなくなる様、それぞれの役割と復讐を天秤にかけ釣り合わせることが難しくなる苦悩、様々な面から楽しめます。
龍の道の主演人物
矢端竜一（兄）：玉木宏
矢端竜二（弟）：高橋一生
悪役社長：遠藤憲一
高橋一生はなぜかいつも、何かを偽ってる人物を演じてるんじゃねって思っちゃう
そして遠藤憲一はさすがの悪役顔、ゲスいセリフが似合うし、ゲスい中にも悩む姿も身に染みる様な表現力。。。
『竜の道』はNetflixで視聴可能
シグナル 長期未解決事件捜査班
韓国ドラマが元の作品。過去と繋がる警察無線を頼りに未解決事件と、兄の死に関わる事件を探る。
シグナル～長期未解決事件捜査班～あらすじ
長期未解決事件（迷宮入り事件）捜査班に配属された主人公：三枝健人（さえぐさけんと）は、海外でのプロファイラーとしての勉強を終えて「長期未解決事件捜査班」に配属される。
未解決事件を捜査していく中で、壊れた無線機から音がなり、応答すると過去と繋がった。
繋がった相手もまた刑事であり、過去の情報を元に未解決事件を解決していく。
過去を変えた事により変わる未来は良いものとは限らない。
己の行為のバタフライエフェクトに後悔したり恐れおののいたり、
振り回されつつ三枝警部補には真の目的がある。
兄が巻き込まれた事件の真相を暴く必要があった。
調べていくうちに明らかになる闇とは・・・。
見どころ：予想つかない展開
プロファイラーとしてイキリちらしていた三枝がその信念の強さから捜査班内で信用されていく過程や、過去にいる刑事と捜査班の刑事の過去の関わりなどが紐解かれていくところがワクワクします。
伏線をしっかりと回収していくような作品で、ついつい次の話を見進めてしまいます。
あと、BTSの歌う主題歌：Don’t leave me もめっちゃかっこいいのよね。
シグナルの主演人物
三枝健人：坂口健太郎
桜井美咲（先輩刑事）：吉瀬美智子
大山剛志（過去の刑事）：北村一輝
大山警部補がかっこいいんだよなぁ・・・。この人も信念ある。
無線越しの「三枝警部補！」と言う呼声がとても好き。
自分の運命を悟って覚悟を決めるシーンがとても好きでした。
『シグナル～長期未解決事件捜査班～』はHuluとNetflixで視聴可能
Netflixでシグナル～長期未解決事件捜査班～を見る（クリックで直接飛べる）
dele(ディーリー）
亡くなった人のPCデータを消す仕事をする車椅子エンジニア（安楽椅子探偵的なｗ）坂上圭司と、ひょんなことから雇われた根無し草の青年・真柴祐太郎が、故人のデータを消していく上で他人の人生や秘密に触れていく様を描く。
僕も死んだらデータ消してほしい。
deleのあらすじ
dele.Lifeは依頼主が死去した際に、生前に依頼されたデータの消去を請け負う会社である。定職につかない根無し草の真柴祐太郎はひょんなことからこの会社に雇われ、歩けない坂上圭司の代わりに実働部隊の様な仕事をすることになる。
実際に依頼人の遺族と話、思いを聞いてなんとか叶えたいと思い始める祐太郎と、依頼者の秘密には決して触れないスタンスの坂上はときにぶつかり合いながらも、困難なデータ消去も行っていく。
二人がベストパートナーに仕上がっていく過程で、それまで見てきたデータの点と点が線で繋がり、思いもよらぬ真実が浮かび上がる。
見どころ：キャスト（笑）
まずキャストが山田孝之と菅田将暉という時点でもう好きだよこれ。
正直、あらすじに書いてあるようなところ全部が見どころ。
ときには危ないデータ消去も行う必要があり、そういうシーンでハラハラも味わえる。
そして、二人が見ていく他人の人生の切なさ、残された人に対する二人の計らいの温かさ。
感動もできる、ハラハラもできるハッピーセットドラマ。
『dele』はHuluとNetflixで視聴可能
Netflixでdeleを見る（クリックで直接飛べる）
今際の国のアリス（いまわのくにのアリス）
これもNetflixで超流行った作品ではある。ジャンルを挙げるならデスゲーム物に分類される。
殺人ゲームを知能と感情をフルスロットルで活用して生き抜くストーリー。
俺はハマりにハマって原作までしっかり読破した。
この記事にはそぐわないNetflixでしか見られないオリジナル。
どうしても紹介したい。
②今際の国のアリスのあらすじ
有栖良平（アリス）・苅部大吉（カルベ）・勢川張太（チョータ）の三人は、うだつの上がらない人生に飽き飽きしていた。
渋谷のスクランブル交差点で馬鹿騒ぎして、警察に追われて駅構内トイレに逃げ込む。
そこから出たときには既に渋谷からはすべての群衆が消え失せた後であった。
人のいない渋谷をはしゃぎ回る一同。数時間が立ち流石におかしいと思った彼らが迷い込んだのは一つの建物。
そこに踏み込むや否や入り口はレーザーで閉ざされ、出ようとすれば死。
そこに来た人々からここは「げぇむ会場」であり、クリアするまで出られないと聞く。
そのげぇむは「レベル：♣３ 内容：生か死か」というもの。
「生」「死」と書かれた扉のうち一つを選び、片方はガスに引火して死亡、もう片方の正解を選べば次の部屋でまた「生」「死」の二択を強いられる。
一見、生死がランダムに決まる理不尽ゲームかと思いきや、
アリスは運に頼りつつも論理的な推理で最後の扉の正解を導き出す。
そのゲームのクリア後に判明したこの国のシステム。ゲームで勝てば「ビザ」が得られ、
ビザが切れれば天空からのビームで撃ち抜かれて「げぇむおおばぁ」というもの。
また、ゲームにクリアするごとにそのゲームに割当てられたカードが得られる。
そのカードを得ればこの国から出られるのか？
主人公アリスはその後、様々なゲーム、人間模様に巻き込まれてゆく。
見どころ 騙されたと思って１話を見てほしい。
うだつの上がらないニートの有栖が仲間と協力してゲームを勝ち進んでいく内に、
徐々に開花させていく才能と、それでも失わない仁義や人間感情の描き方が超うまい。
この作風の物をココまで完全に原作リスペクトしつつ再現した技術力（資金力）は流石Netflixと言わざるを得ない。
あと土屋太鳳さんが可愛い。好き。
今際の国のアリスの主演人物とメインキャスト
アリス：山崎賢人
ウサギ：土屋太鳳
キャストも豪華。土屋太鳳ってこんなスポーティーな役柄も似合うんだな。
それぞれの登場人物の名前が『不思議の国のアリス』のキャラクターにちなんだ名前なのも見ていて楽しい。
『この名前は・・・こいつはキーマンやな・・・（笑）』みたいな楽しみ方も出来る。
漫画版もおすすめ
僕はドラマ版を見てから、すぐ漫画版全巻購入しています。
これはドラマと漫画合わせて楽しむのがめちゃくちゃオススメで、
ドラマ版のストーリーは大幅には変わっていないが、原作ではサラッと流されたゲームをNetflix版ではクローズアップしていたりするのが分かるのでとても楽しめる。
また、ドラマでは掘り下げられなかったキャラクターの視点での話もある。
ドラマ版を楽しんだ後に、隙間を漫画で埋めていくとめちゃくちゃアツい！！ってなります。
ドラマを見た後に面白かったらココから買ってみて。
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