Sky星を紡ぐ子どもたち、いいよね。
何がいいかって、喋らないコミュニケーションの安心感。
こんな記事を書いているけれど、なんやかんや心地いいのはチャット開放してないフレさんとのエモ合戦だったりする。
エモートで自己表現するのも楽しいけれど、私は楽器を弾くのも好きだ。
ていうかコミュるより楽器を弾くのが好きだ。オルゴールになりたい。バラに嫉妬する。
とりわけ楽器を弾いててなにが楽しいかって、知ってる曲の音を探って弾けるようになるのが楽しい。
基本はメロディを指一本で弾くだけだけども。
気に入ったらコード譜を見て、和音アレンジしてみたりもする。
ネットで検索すればSkyの楽譜はたくさんあるし、それを頑張って練習してみるのも楽しい。
でも、自分でふと思いついて曲が弾けると、Skyでの楽器演奏はもっともっと楽しくなる。
今回はそんな記事。
「音楽わからない」「音感がない」って星の子でも、音が取れるようになるコツを解説するよ。
(9/22追記:続編更新しました)
最終的には「なんとなく」弾けるようになる
これからあまり音感がない星の子でもメロディが取れるようになる方法を解説するけど、ちょっと最初は回りくどくなるよ。
けれどある程度慣れたら、その方法は取らなくても良くなる。
感覚的に音の跳ね方や着地のし方から、記憶を辿りに弾いたりできるようになるから少し頑張ってみてね。

ある程度はできるよ!って星の子でも、これから説明する方法を使えば難しいメロディも、より確実に音を取れるようになるよ!
Skyの楽器は音がとりづらい?「ドレミ」が変わるということ
Skyの楽器は「ドレミファソラシド」しか弾けないようになってる。
詳しい話は省くけど、基本的には「ドレミファソラシド」が使えたら曲は弾けるよ。
けれど、「ドレミ」は相対的な音階であって音の高さのことじゃないんだ。
鍵盤と音声データを用意したから聴いてみて欲しい。


こんなふうに、同じ「ドレミ」でも、違う高さで弾くことができるんだ。
実際の楽曲では、歌う人の声の高さや楽器の都合でこれは決まったりする。
ところで、Skyの「ドレミ」はどうなっているかというと、
エリアによって自動的にどの高さなのか変わるようになってるんだ。
聞き慣れてる原曲と違う「ドレミ」
この「ドレミの高さ」のことを、音楽では「キー」または「調」と呼んだりする。
カラオケで音のキーを上げたり下げたりできるのと同じだよ。
カラオケでキーを下げたりしたことがある人ならわかると思うけど、
キーが変わると、同じ曲でもかなり印象が変わってしまう。

キーが違ってもメロディを聴いてしまえば「あの曲だな」っていうのはわかるのだけれど、自分で音を取って譜面を作る時には、イメージしてる原曲の音と違うから混乱しがちなんだ。
曲のキーを調べて、そのキーで練習する
けれど、Skyではどのエリアで弾くかによって勝手にキーが変えられてしまう。
コピーしたい原曲と違うキーでメロディを取るのは、慣れてる人じゃないと結構難しい。
なので、原曲のキーを調べて、同じキーで練習しよう。
なによりも同じキー(音の高さ)で練習すると楽なのは、
原曲を聴いて同じ高さの音を探れる、ってところ。
音感がない!と思ってる人でも、同時に音を鳴らせば意外と「同じ高さの音」は探せるものなんだ。
- 自由なキーで弾けるアプリ(Sky Studio)を使う!
- 練習したい曲のキーを調べる!
この二つをやればできるようになる。順番に説明していくね。
Sky Studio
非公式のSky楽器練習用アプリ。
楽器を変えたり、作った楽譜を保存したり、他にも色々な機能があって便利。
(『星ノ旅ビト』様のこちらの記事が詳しいよ→https://hoshinotabibito.com/sky-studio/)
https://apps.apple.com/jp/app/sky-studio/id1522241329(App storeリンク)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.Maple.SkyStudio&hl=ja&gl=US(Google Playリンク)

今回使っていくのはアプリを開いて右の、練習モード「Instrument pad」

右上のメニュー内にある「Pitch」から演奏するキーを変えられる。

原曲キーの調べ方
原曲のキーがなんなのか調べる方法を説明するよ。
曲のキーはそのまま掲載してくれているコンテンツがないから、「コード譜」「コード表」の二つを使って調べる。
簡単な音楽理論を使った方法だけど、覚えることも考えることもほとんどないから安心してね。
コード譜の入手方法
コード譜っていうのは、曲で使われる「和音」だけを記した簡単な楽譜のこと。
主にピアノやギター、ウクレレ等で弾き語りするのに使う用のものだけど、ネットで無料で入手できる楽譜としては一番数が多いよ。
CとかDとか書いてあるけど、その意味は今回は分からなくて大丈夫。

有名な曲ならGoogle検索すれば大抵は出てくる筈。
ヤマハが公開しているアプリ「YAMAHA Chord Tracker」を使えば、ライブラリの曲データからコード譜を自動生成することもできるよ。どうしても弾きたい曲の譜面がなかったら使ってみてね。
コード譜にはキー変更して表示する機能がついてることがある。ギターなどに合わせてデフォルトで原曲ではないキーを表示している場合もあるので、原曲のキーになっているかは確認しておこう。

コード表
コード表、正式には「ダイヤトニック・コード表」というものがあるよ。
キー | I | Iim | IIIm | IV | V | VIm | VIIm(-5) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(-5) |
G | G | Am | Bm | C | D | Em | F#m(-5) |
D | D | Em | F#m | G | A | Bm | C#m(-5) |
A | A | Bm | C#m | D | E | F#m | G#m(-5) |
E | E | F#m | G#m | A | B | C#m | D#m(-5) |
B | B | C#m | D#m | E | F# | G#m | A#m(-5) |
F# | F# | G#m | A#m | B | C# | D#m | Fm(-5) |
F | F | Gm | Am | B♭ | C | Dm | Em(-5) |
B♭ | B♭ | Cm | Dm | E♭ | F | Gm | Am(-5) |
E♭ | E♭ | Fm | Gm | A♭ | B♭ | Cm | Dm(-5) |
A♭ | A♭ | B♭m | Cm | D♭ | E♭ | Fm | Gm(-5) |
D♭ | D♭ | E♭m | Fm | G♭ | A♭ | B♭m | Cm(-5) |
左端の列に「キー」とあるのがわかるだろうか。
簡単に言ってしまえば、これは「楽曲のキー毎に使えるコード一覧表」なんだ。
説明のために一部を抜き出したものがこちら。
キー | I | IIm | IIIm | IV | V | VIm | VIIm(-5) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(-5) |
「キーがCである曲では、C/Dm/Em/F/G/Am/Bm(-5)が使える」という意味。
使えるコードがわかるということは、逆に使われているコードからキーを逆算することもできるって訳。
このコード表と弾きたい曲のコード譜を見比べれば曲のキーがわかる。
試しにやってみよう。


曲のコード譜では「Em/Bm/C/D/G」が使われている。
ダイヤトニック表を眺めると、まず「Em」が使われているのは「キーC/G/D」
キー | I | Iim | IIIm | IV | V | VIm | VIIm(-5) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(-5) |
G | G | Am | Bm | C | D | Em | F#m(-5) |
D | D | Em | F#m | G | A | Bm | C#m(-5) |
「Em」に加えて「Bm」と「C」も使われているのは「キーG」だけしかない。なのでこの曲のキーはGだ。
この曲のキーはGだと分かったので、Skystudioを開いてキーをGに設定。

これで原曲と聴き比べながら練習できる。
今回紹介したコード表は「三和音(3つの音の和音)」しか乗ってないよ。けれど実際の楽曲では、それに一つ音を追加した「四和音」以上がそれなりに登場する。
(例)Am7、Cadd9、GM7
キーを逆算するには四つめの音は必要ないから、適時三和音に読み替えてみてね。
(例)Am7→Am、Cadd9→C、GM7→G
うまく音を取るコツ
ここまでやった方法でキーを同じにして弾けば、なにも分からなくても地道に音を探せばなんとか旋律は探せると思う。
やってれば慣れるような感じなので少し言語化しにくいのだけど、多少はコツがあるような気がするので、それを参考までに話しておこう。
歌い出しから音を取ろうとしない
よくあるポップスなら、AメロBメロサビって感じの構成になってると思う。
この時まず、Aメロの歌い出しから音を取ろうとしない方がいい。
サビの歌い出しも、まだしもわかりやすいけれど避けた方がいい。
どこからがいいかというと、サビ終わりのフレーズだ。
全部が全部そうというわけではないが、サビの終わりの音は結構な確率で「ド」に着地する。
時々「ミ」の時もあるが。紅蓮華なんかは一番サビは「ド」に着地するけどラストサビは「ミ」だね。
印象的な音、繋ぎの音
また抽象的な言い方になるけれど、目立つ部分で使われがちな音とそうでない音がある。
特にあんまり使わないのは「シ」と「レ」の音で、この二つはそれ単体ではなくメロディの中の繋ぎ的に登場する。
サビの頭で伸ばしたりしがちな音は「ド」「ミ」「ソ」あたり。

途中まで弾けるけどそこからわからない時は
途中までうまくコピーできたけど、なぜか途中から合う音が見つからない…
そんな時の原因は二通りあって、
1、そもそも「ドレミ」(メジャースケール)から外れる楽曲
2、ドの位置を間違えて弾いている
このどちらがだと思う。一つ目はどうしようもないので諦めよう。
2つめの場合、「ド」の位置を「ファ」か「ソ」に置き換えて全体をズラすと上手く行くことがあるので試してみてほしい。
理由はちょっと難しいので今回は省略。
まとめ
メロディの聞き取り方は習うより慣れろ感があると思う。
それをやりやすくするために、キーを原曲に合わせる方法を解説した。難しく考えずどんどんやっていってほしい。
今回はここまで。
メロディが取れるようになった星の子向けの続き↓
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